
日本で働く実習生の皆さんがよく悩むのが、「しかない」という表現の使い方です。選択肢がない状況を伝えるのに便利な文法ですが、似た表現と混乱しやすいです。正しい用法を覚え、現場で使いこなせるようになりましょう。
問題
でんしゃが ない。あるく _。
問題:「でんしゃが ない。あるく _。」の空欄に当てはまる正しい言葉はどれでしょうか?選択肢が『しかない』の使い方を学ぶには重要な問題です。
- だけだ
- ばかり
- ところだ
- しかない
正解
正解は『4. しかない』です。読みは「しかない」、意味は「他の選択肢がなく、それをするしかない」ということです。
なぜこの答え?
『しかない』は、『~する以外に方法がない』という意味の文法項目です。動詞の辞書形に付けて使い、「選択肢が一つだけで、それしかできない」と強調します。この表現は日常会話や職場でよく使われ、困った状況ややむを得ない場合を伝えるのに便利です。似た表現の『だけだ』『ばかり』『ところだ』と混同されやすいですが、意味や用法が異なりますので注意しましょう。
他の選択肢が違う理由
- 1. だけだ(だけだ)意味:単純に「~だけ」という限定。例文:この本だけだ。(このほんだけだ)-これはこの本だけです。
「しかない」とは違い、選択肢がないのを強調しません。 - 2. ばかり(ばかり)意味:「~ばかり」は頻度や状態を表します。例文:食べてばかりいる。(たべてばかりいる)-食べることばかりしている。
「しかない」とは意味が異なります。 - 3. ところだ(ところだ)意味:動作の時点を表します。例文:今、出かけるところだ。(いま、でかけるところだ)-これから出かけるところです。
選択肢のない状態とは関係ありません。
例文
- 電車が来ないから、歩くしかない。 (でんしゃがこないから、あるくしかない。) – 電車が来ないので、歩いて行くしかありません。
- 風邪をひいたので、会社を休むしかない。 (かぜをひいたので、かいしゃをやすむしかない。) – 風邪で、会社を休む以外に方法がありません。
- 時間がないので、タクシーに乗るしかない。 (じかんがないので、タクシーにのるしかない。) – 時間がないため、タクシーを利用するしかない状況です。
- パソコンが壊れたから、新しいのを買うしかない。 (パソコンがこわれたから、あたらしいのをかうしかない。) – パソコン修理ができないので、新しく購入するしかありません。
会話例
A: 今日、電車が止まっていますね。 — 今日、電車が止まっていますね。
今日は電車が止まっていますね。
It’s true that the trains have stopped today.
B: そうですね。歩くしかないですね。 — そうですね。歩くしかないですね。
そうですね。あるくしかないですね。
Yes, there is no choice but to walk.
A: 遠いけど、仕方ないです。 — 遠いけど、仕方ないです。
とおいけど、しかたないです。
It’s far, but it can’t be helped.
B: うん、明日はもっと早く出ましょう。 — うん、明日はもっと早く出ましょう。
うん、あしたはもっとはやくでましょう。
Yes, let’s leave earlier tomorrow.
使う場面
- 社内や仕事の会話で「~しかない」を使い、選択肢がない状況を説明する。
- 交通機関が使えないなど、現場で他の方法がなく困った時に口に出す。
- 病気や体調不良で休む理由を説明する際にもよく使われる。
- 日常会話で相手に納得してもらう時や、やむを得ない事情を伝えるときに使われる。