
JLPTのN4文法問題に出る「ようと」は、初心者の学習者にとって少し難しい表現です。特にベトナム人・インドネシア人学習者に多い誤解や使い分けのポイント、よくある間違いを解説しながら、職場や日常会話での使い方も紹介します。正しい理解で実践的な日本語力をつけましょう。
問題
これから にほんごを べんきょうし _ おもいます。
問題文:これからにほんごをべんきょうし_おもいます。に入れる正しい語句はどれか。意図や計画の表現として重要なポイントです。
- ことを
- そうに
- ように
- ようと
正解
正解は4番の「ようと」です。
読みは「ようと」、意味は「~しようとする」「~するつもりだ」という意思や意図を表します。
漢字表記はありません。
なぜこの答え?
「ようと」は動詞の意志形と組み合わせて使い、「~しようとする」「~しようと思う」といった意図や計画を伝える表現です。今回のように、「勉強しようと思います」と同じ意味で近い使い方になります。
この表現は話し手の主体的な意志表現であり、予定や決意を示すのに適しています。
一方、「ように」は目的や願望を表すことが多く、「ように頑張ります」のように結果を望む文脈で使われます。
「ようと」と「ように」の区別を誤る学習者が多いので、意志や意図なら「ようと」、目的なら「ように」と覚えるとよいでしょう。
他の選択肢が違う理由
- 「ことを」(動詞のことを、行為そのものを指す)
例:日本語を勉強することを決めました。
(にほんごをべんきょうすることをきめました。)
=私は日本語を勉強する決心をしました。
→意志の表現としては不自然。 - 「そうに」(見た目や予想を表す)
例:雨が降りそうに見えます。
(あめがふりそうにみえます。)
=雨が降るかもしれないように見える。
→意志を表す意味ではない。 - 「ように」(目的や願望を表す)
例:早く帰るように頑張ります。
(はやくかえるようにがんばります。)
=目的を持った努力。
→意志形と混同しやすい。
例文
- これから日本語を勉強しようと思います。
(これからにほんごをべんきょうしようとおもいます。)
=今後、日本語を学ぶつもりです。 - 明日は早く起きようと思っています。
(あしたははやくおきようとおもっています。)
=翌日、早起きを計画しています。 - 仕事を辞めようと思っています。
(しごとをやめようとおもっています。)
=退職するつもりです。 - 来月海外旅行をしようと思います。
(らいげつかいがいりょこうをしようとおもいます。)
=次の月に旅行を計画している。
会話例
A: これから何をしますか? — What will you do from now?
B: 日本語をもっと勉強しようと思います。 — I plan to study Japanese more.
A: いいですね。どの勉強方法を使うつもりですか? — That’s good. Which study method will you use?
B: 毎日少しずつ勉強しようと考えています。 — I’m thinking of studying a little every day.
A: 頑張ってください! — Good luck!
B: ありがとうございます! — Thank you!
使う場面
- 職場で自分の仕事の計画や意志を伝える時に使う。
- 学習中の会話で、目標や意志を述べる際に頻繁に登場する。
- JLPT N4の問題に多く登場し、正しい用法を理解することが合格のポイント。
- 日常会話で未来の予定を話す時に自然に使える表現。