寛容(かんよう)とは?外国人学習者のための解説と指導ポイント(JLPT N1)

寛容(かんよう)とは?外国人学習者のための解説と指導ポイント(JLPT N1)

日本語能力試験N1レベルの単語「寛容」は、社会人にとって重要な言葉です。ベトナム人やインドネシア人の学習者は読みが難しく、正しく使い分けるのに苦労します。本稿ではその特徴と指導法のポイントを解説します。

問題

「寛容」 = ?

「寛容」とはどんな意味の言葉でしょうか?職場や日常生活で他者を理解し、許す態度を表します。

  1. かんよう
  2. かんよ
  3. かんよお
  4. がんよう

正解

正解は1の「かんよう」(寛容)です。意味は『広い心で他人の誤りや違いを受け入れること』です。

なぜこの答え?

寛容は「寛」(ゆるやか、ひろい)と「容」(入れる、受け入れる)という漢字から成り立っています。意味としては、狭い心ではなく、おおらかで心が広く、人の失敗や異なる考えを受け止める態度を指します。ベトナム語やインドネシア語には近い単語がありやすいですが、読みの違い(かんよう、かんよ、がんようなど)に混乱しやすいです。教える時は漢字の意味と職場での具体例を示しながら指導するとよいでしょう。

他の選択肢が違う理由

  • かんよ(干与):『関与』と混同しやすいですが意味は『関係や介入すること』です。例:会議に干与しない。(かいぎにかんよしない)会議には介入しない。
  • かんよお:誤読。正しい読みではありません。
  • がんよう:漢字は似ていますが『頑要』は存在しない語。発音・漢字の混乱例。

例文

  1. 上司は部下のミスに寛容だった。(じょうしはぶかのミスにかんようだった。) 上司は部下のミスをよく受け入れていた。
  2. 職場では寛容な態度が求められる。(しょくばではかんようなたいどがもとめられる。) 職場で広い心が必要とされる。
  3. 彼は人に対して非常に寛容な人です。(かれはひとにたいしてひじょうにかんようなひとです。) 彼はとても心が広い人だ。
  4. 寛容の精神を持ってコミュニケーションしよう。(かんようのせいしんをもってこみゅにけーしょんしよう。) 寛容な心でコミュニケーションしましょう。

会話例

A: 最近、同僚のミスが多くて困っています。 — 最近、どうりょうのミスがおおくてこまっています。(Gần đây đồng nghiệp của tôi mắc nhiều lỗi nên tôi rất khó xử.)
B: そういう時は寛容になることが大切ですよ。 — そういうときはかんようになることがたいせつですよ。(Lúc như vậy, việc bao dung rất quan trọng.)
A: でも、同じミスが何度もあると怒りたくなります。 — でも、おなじミスがなんどもあるとおこりたくなります。(Nhưng lỗi giống nhau lặp đi lặp lại khiến tôi muốn nổi giận.)
B: それでも寛容な心を持つと職場の雰囲気が良くなりますよ。 — それでもかんようなこころをもつとしょくばのふんいきがよくなりますよ。(Dù vậy, nếu giữ tâm lòng rộng rãi thì không khí nơi làm việc sẽ trở nên tốt hơn.)

使う場面

  • 企業の研修で、寛容のある対応が大切だと教えられる。
  • 上司や先輩が部下のミスに寛容な態度を見せるケース。
  • ニュースやニュース番組で、社会的包容力の議論で使われる。
  • 職場や日常の対人関係で、他者の欠点を許す意味合いで使う。
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