JLPT N2「かねない」の意味と使い方解説

JLPT N2「かねない」の意味と使い方解説

「かねない」はJLPT N2でよく出る表現で、否定的な結果が起こる可能性を表します。ベトナム人やインドネシア人の実習生が間違えやすい選択肢と比較しながら、使い方を丁寧に解説します。職場や日常会話でよく見聞きするため、正しく理解することが大切です。

問題

ねぶそくは けんこうを がいし _。

問題:ねぶそくは けんこうを がいし _。不足や寝不足による健康被害を伝える文脈で使われる表現を選ぶ問題です。

  1. がたい
  2. えない
  3. かねない
  4. かねる

正解

正解は「3. かねない」です。意味は「~する可能性が高い、悪い結果が起こるかもしれない」です。「かねない」は否定的な結果について表現します。

なぜこの答え?

「かねない」は「兼ねる(かねる)」の否定的な意味を持つ形式で、「危険性が高い」や「起こるかもしれない」という意味です。例文の「ねぶそくは けんこうを がいし かねない」は、「睡眠不足は健康を害する恐れがある」となります。

似た言葉の「がたい」は「~しにくい」、「えない」は単純な「できない」、「かねる」は謙譲表現が多いので意味が違います。特にベトナム語、インドネシア語を母語とする学習者は「かねる」と混同しやすいです。

他の選択肢が違う理由

  • がたい:意味は「~しにくい」。例:信じがたい話ですね。(信じるのがむずかしい)
  • えない:意味は「できない」。例:忘れえない思い出。(忘れることができない)
  • かねる:意味は「遠慮して~できない」。例:お答えしかねます。(答えることが難しい、丁寧)

例文

  1. ねぶそくは体の調子をくずしかねない。 (ねぶそくはからだのちょうしをくずしかねない。) – 睡眠不足は体調を崩すおそれがある。
  2. 無理な仕事はミスを起こしかねない。 (むりなしごとはミスをおこしかねない。) – 無理をするとミスが起こる可能性がある。
  3. あの人は怒り出しかねないから気をつけて。 (あのひとはおこりだしかねないからきをつけて。) – その人は怒るかもしれないので注意しよう。
  4. しっかり勉強しないと試験に落ちかねない。 (しっかりべんきょうしないとしけんにおちかねない。) – 勉強しなければ試験に落ちる可能性がある。

会話例

A: 最近、ねぶそくが続いているけど、大丈夫? — 最近寝不足が続いているけど、大丈夫?
B: うん、ちょっとね。ねぶそくはけんこうをがいしかねないから、気をつけてね。 — 少しは大丈夫だけど、寝不足は健康を害しかねないので注意してね。
A: わかった。もっと早く寝るようにするよ。 — わかった。もっと早めに寝るようにする。
B: そうだね。健康が一番大事だから。 — そうだね。健康が第一だからね。

使う場面

  • 職場での安全注意喚起(例:無理な作業は事故を起こしかねない)
  • ニュースや健康情報で危険性やリスクを伝えるとき
  • 日常会話で悪い結果の可能性を示すとき
  • JLPT N2の読解・文法問題でよく使われる表現
上部へスクロール