「につけ」の使い方と意味|この写真をみるにつけ、昔を思い出す – JLPT N2

「につけ」の使い方と意味|この写真をみるにつけ、昔を思い出す - JLPT N2

JLPT N2でよく出る文法「につけ」は、初心者~中級者にとって理解が難しい表現の一つです。ベトナム人やインドネシア人学習者が混乱しやすい「について」や「にとって」との違いもあります。この記事では正しい意味と使い方、学習者の苦手ポイント、教え方について説明します。

問題

この しゃしんを みる _、むかしを おもいだす。

問題:「この写真をみる_、昔を思い出す。」の空欄に入る正しい言葉は何でしょうか?

なぜこの「につけ」を理解することが大切かというと、感情や思考が特定の行動ごとに継続的に呼び起こされるニュアンスを表せるからです。

  1. について
  2. にとって
  3. によって
  4. につけ

正解

正解は4の「につけ」です。

意味:~するたびに、その行為や事象に伴い何かが起こる(感情・記憶など)。

漢字:「付け」

なぜこの答え?

「につけ」は動作・状態の際に、繰り返し何かが生じるときに用います。例文「この写真をみるにつけ、昔を思い出す。」は「写真を見るたびに昔のことを思い出す」という意味です。

「つけ」の漢字は「付け」で、「付く(つく)」に関連し、何かに「付随して」起こることを示します。

多くの日本語学習者は「について」「にとって」「によって」と混同しやすいですが、「につけ」は主に感情や思考が付随して生じる場合に使う点が特徴です。教えるときは「~するたびに起こる気持ちや考え」を強調して説明すると理解が深まります。

他の選択肢が違う理由

  • について(につい)- ある対象・テーマに関する意味。例:この本について話しましょう。(このほんについてはなしましょう)この本について話したいです。
  • にとって(にとって)- その人の立場や観点から見て。例:私にとって日本は大切な国です。(わたしにとってにほんはたいせつなくにです)私にとって、日本は重要です。
  • によって(によって)- 原因や手段などを表す。例:天気によって予定を変えます。(てんきによってよていをかえます)天気によって計画を変えることがあります。

例文

  1. この写真を見るにつけ、学生時代を思い出します。(このしゃしんをみるにつけ、がくせいじだいをおもいだします)この写真を見るたびに、学生時代を思い出します。
  2. 仕事が忙しいにつけ、体に気をつけてください。(しごとがいそがしいにつけ、からだにきをつけてください)仕事が忙しいたびに、体調管理をしてください。
  3. 彼の話を聞くにつけ、信じられなくなる。(かれのはなしをきくにつけ、しんじられなくなる)彼の話を聞くたびに、信じることが難しくなる。
  4. 寒くなるにつけ、風邪をひきやすくなる。(さむくなるにつけ、かぜをひきやすくなる)寒さが増すたびに、風邪をひきやすくなる。

会話例

A: この写真を見るにつけ、昔のことを思い出すね。 — この写真を見るたびに、昔のことを思い出しますね。

B: そうだね。懐かしい気持ちになるよ。 — そうですね。とても懐かしい気持ちになります。

A: 仕事が忙しいにつけ、疲れを感じるよ。 — 仕事が忙しいときはいつも疲れを感じます。

B: そんな時はしっかり休もう。 — そんな時はしっかり休息を取ったほうがいいですよ。

使う場面

  • 職場で同じ作業を繰り返す度に感じる感情や気づきを話すとき。
  • 写真や物を見るたびに過去の思い出を思い出す話をする際に。
  • 天気や環境の変化に伴って感じる変化を表現する際。
  • 個人的な感情の変動や、習慣的に起きる心理状態の説明。
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