「において」の用法とよくある間違い – JLPT N2

「において」の用法とよくある間違い – JLPT N2

「において」は日本語学習者にとって非常に難しい助詞の一つです。特にベトナム人やインドネシア人の実習生・特定技能者が間違いやすいのが、同じ「に」から始まる「について」「に対して」「にとって」との使い分けです。適切な使い方を理解し仕事や生活に活かせるようにしましょう。

問題

この もんだいは にほん _ も かんがえる べきだ。

問題文「この問題は日本_も考えるべきだ。」の空欄に入る正しい助詞は何か。それはなぜ重要かというと、正確に場所の意味を示す表現を学ぶことで、公式文書や会話で誤解を避けられるからです。

  1. において
  2. について
  3. にたいして
  4. にとって

正解

において(において):「~において」は場所や時間を示し、「~に於いて」と書くこともあります。意味は「~で」「~の場で」です。場所・時間・範囲など広く使われます。

なぜこの答え?

「において」はフォーマルな場面での使用が多く、場所や時間を示す役割を持ちます。例文では「日本において」が「日本で」という意味で、問題が日本という場所でも考慮されるべきことを示します。他の「について」は「~について」は話題・テーマを表し、「に対して」は対象への態度や比較、「にとって」は利害や視点を示します。混同しやすいため指導時に具体例を多く示すことが有効です。

他の選択肢が違う理由

  • について(について) – 「~について」はテーマや話題に関する表現。例:日本文化について勉強しています。(にほんぶんかについてべんきょうしています。) 私は日本文化について勉強しています。
  • に対して(にたいして) – 「~に対して」は対象への反応や比較を表す。例:お客様に対して丁寧に話してください。(おきゃくさまにたいしてていねいにはなしてください。) お客様に対して礼儀正しくしてください。
  • にとって(にとって) – 「~にとって」は個人の視点や価値を表す。例:私にとって日本は大切な場所です。(わたしにとってにほんはたいせつなばしょです。) 私にとって、この経験は貴重です。

例文

  1. 東京において大きな会議が開かれました。(とうきょうにおいておおきなかいぎがひらかれました。)Tokyo de ookina kaigi ga hirakaremashita. 東京で大きな会議が開かれました。 A large meeting was held in Tokyo.
  2. 仕事において大切なのはチームワークです。(しごとにおいてたいせつなのはちーむわーくです。)Shigoto ni oite taisetsu na no wa chiimu waaku desu. 仕事において大切なことはチームワークです。 Teamwork is important at work.
  3. このイベントは全国において人気があります。(このいべんとはぜんこくにおいてにんきがあります。)Kono ibento wa zenkoku ni oite ninki ga arimasu. このイベントは全国で人気があります。 This event is popular all over the country.
  4. 日本においても安全対策が強化されています。(にほんにおいてもあんぜんたいさくがきょうかされています。)Nihon ni oite mo anzen taisaku ga kyouka sareteimasu. 日本でも安全対策が強化されています。 Safety measures are being reinforced in Japan as well.

会話例

A:この問題はどこで話し合うべきですか? — 問題を討議する場所を尋ねている。
B:日本においても重要なので、会議で話しましょう。 — 日本で考える必要があると答える。
A:においては場所や状況を示す言葉ですよね? — においての意味を確認している。
B:そうです。仕事や学校でよく使われます。 — ビジネスや教育の場で一般的だと説明する。
A:わかりました。ありがとうございます! — 理解して感謝を示す。

使う場面

  • 公的文書や報告書で場所・時間・範囲を明示するときに使用する。
  • 新聞やニュースで場所や出来事の背景を説明するときに多い。
  • 会社の会議でフォーマルに話す場合やプレゼンテーションでよく使われる。
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