
JLPT N2で出題される「をよそ」は、文法的にはあまり知られていない表現ですが、意味理解がとても大切です。特にベトナム人やインドネシア人の実習生が『親の心配をよそに』のような表現で戸惑いやすいため、教えるときのポイントを詳しく説明します。
問題
おやの しんぱい _ に、あそびに でかけた。
問題:「おやの しんぱい _ に、あそびに でかけた。」空欄に入る最も適切な言葉は何か。仕事や日常会話で親の心配を無視して行動する状況を理解するために重要。
- をつうじ
- をこめ
- をよそ
- をめぐっ
正解
正解は をよそ です。
読み:をよそ
意味:「~をよそに」は『…を気にしないで』や『無視して』の意味を持つ慣用表現。
なぜこの答え?
「をよそに」は「他人の感情や意見を無視して、自分の意思で行動する」ことを表すフレーズです。漢字は特に決まっておらず、かな表記が一般的です。ベトナム語やインドネシア語の学習者は「よそ」の意味を混乱しがちで、「よそ=他の場所」の意味が頭に強いため誤答を選びやすいです。教える際は、『心配をよそに=心配を気にしないで』という意味を繰り返し説明するとよいでしょう。仕事で使う場面は、指示を無視する、ルールを守らない時などです。
他の選択肢が違う理由
- をつうじ(を通じ)読み:をつうじ 意味:~を経由して。例文:経験を通じて学ぶ。(けいけんをつうじてまなぶ) – 経験を経て学ぶ。
- をこめ(を込め)読み:をこめ 意味:気持ちや力を一生懸命に込める。例文:心を込めて書く。(こころをこめてかく) – 気持ちを入れて書く。
- をめぐっ(を巡っ)読み:をめぐっ 意味:~に関して、周りを回る。例文:争いを巡って話し合い。(あらそいをめぐってはなしあい) – 紛争についての協議。
例文
- 親の心配をよそに、彼は友達と遊びに出かけた。(おやのしんぱいをよそに、かれはともだちとあそびにでかけた) – 親の心配を気にせず彼は友達と遊びに行った。
- 会社のルールをよそに、彼は自由に行動した。(かいしゃのルールをよそに、かれはじゆうにこうどうした) – 会社の規則を無視して彼は自由に動いた。
- 他人の意見をよそに、自分の考えを貫く。(たにんのいけんをよそに、じぶんのかんがえをつらぬく) – 周囲の意見を無視して自分の意見を通す。
- 親の反対をよそに、結婚を決めた。(おやのはんたいをよそに、けっこんをきめた) – 親が反対しても結婚を決めた。
会話例
A:親の心配をよそに、よく遊びに出かけるね。 — おやのしんぱいをよそに、よくあそびにでかけるね。 — Anh hay đi chơi mà không để ý đến nỗi lo của bố mẹ nhỉ。
B:うん、でも仕事はちゃんとしているよ。 — うん、でもしごとはちゃんとしているよ。 — Ừ, nhưng anh vẫn làm việc đàng hoàng mà。
A:そんなに遊んで、仕事に支障はない? — そんなにあそんで、しごとにししょうはない? — Chơi nhiều như vậy có ảnh hưởng đến công việc không?
B:今のところ大丈夫。しっかり働いてるから。 — いまのところだいじょうぶ。しっかりはたらいてるから。 — Hiện tại thì ổn. Anh làm việc nghiêm túc mà。
使う場面
- 日常会話で、他人の気持ちや意見を無視するときに使う表現。
- 家族の会話で、子どもが親の心配や注意を聞かない状況を表す。
- 職場や学校で指示やルールを守らない場合に使われることもある。
- 文章中の慣用句や例文で見かける頻度が高い。