「増える」(ふえる)の意味と使い方|例文と教え方のポイント|JLPT N3

「増える」(ふえる)の意味と使い方|例文と教え方のポイント|JLPT N3

「増える」は日本語学習者がよく混乱する動詞の一つです。特にベトナム語・インドネシア語話者が、「へる」との違いを誤解しやすい傾向があります。また、「増える」は数量の増加を自然に表す自動詞で、職場で頻繁に使われる言葉です。この記事では、「増える」の正しい理解とよくある間違い、指導のコツを紹介します。

この解説は、オンライン日本語レッスンのQPIDがまとめています。ベトナム語・インドネシア語で日本語を教える先生や、外国人スタッフの日本語研修にも使えます。

問題

「増える」の 読み方は?

「増える」の読み方は?JLPT N3レベルの質問で、使い道を理解することが大切です。

  1. くらべる
  2. みとめる
  3. へる
  4. ふえる

正解

正解は「4. ふえる」(増える)です。自然に数量や程度が多くなることを表す自動詞です。

なぜこの答え?

「増える」は「ふえる」と読み、漢字の成り立ちは「每」(草冠)と「曾」に分かれ、成長や増加の意味をもつ。自動詞で、量や人数などが自然に増加する様子を表します。似た動詞「減る(へる)」とは反対で、減少を意味します。学習者は「増える」と「ふやす」(他動詞)、「比較する(くらべる)」や「認める(みとめる)」と間違いやすいので注意が必要です。また、職場の注文数や生産量が「増える」と表現する場面で多く使われます。

他の選択肢が違う理由

  • 1. くらべる(比べる): 比較する意味で、数量を増やす意味は無い。例:二つの製品を比べる。(につのせいひんをくらべる)-二つの商品を比較する。
  • 2. みとめる(認める): 認める・受け入れる意味。例:上司は努力を認めた。(じょうしはどりょくをみとめた)-上司は努力を評価した。
  • 3. へる(減る): 数量が減少する自動詞。例:在庫が減る。(ざいこがへる)-在庫が少なくなる。

例文

  1. 売上が毎月増えています。(うりあげがまいつきふえています)-売上が毎月増加している。
  2. 工場の生産量が増えました。(こうじょうのせいさんりょうがふえました)-工場の生産量が増加した。
  3. この地域の人口が増えています。(このちいきのじんこうがふえています)-この地域の人口が増加している。
  4. 仕事の量が増えて、大変です。(しごとのりょうがふえて、たいへんです)-仕事量が増え、忙しい。

会話例

A: 工場の注文はどうですか? — 工場の注文はどうですか?
(こうじょうのちゅうもんはどうですか?)— How are the orders at the factory?
B: 最近、注文が増えています。 — 最近、注文が増えています。
(さいきん、ちゅうもんがふえています。)— Recently, orders have been increasing.
A: それはいいニュースですね。 — それはいいニュースですね。
(それはいいニュースですね。)— That’s good news.
B: はい、でも作業も増えるので忙しいです。 — はい、でも作業も増えるので忙しいです。
(はい、でもさぎょうもふえるのでいそがしいです。)— Yes, but since the workload is increasing, it’s busy.

使う場面

  • 会社の売上や注文が増えるときに使う。
  • 作業量や製造数が増加したことを報告する場面。
  • 人口や従業員数の増加を表現するとき。
  • 会話や報告書などで変化のプラス方向を伝えるとき。
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