
実習生や技能実習生がつまづきやすい「にかんして」の使い方について解説します。この表現は特定のテーマや問題について話すときに使われ、ビジネス会話や報告でよく出てきます。意味や間違いやすい他の助詞との違いを正しく理解しましょう。
問題
その けん _、せつめいします。
問題:その けん _、せつめいします。 どの助詞を入れれば自然ですか?仕事場や日常会話で重要な表現の理解につながります。
- にくらべて
- にかんして
- につれて
- によって
正解
にかんして(に関して)です。意味は「~に関する」で、『~について』の意味で使います。
なぜこの答え?
「にかんして」は『関する』の連用形『関して』に助詞「に」がついた表現で、何かのテーマや事項について説明や議論をする時に使われます。丁寧でフォーマルな表現なので、ビジネスや公式な場面で多用されます。ちなみに「関」の漢字は『関係(かんけい)』などに使われ、関わりを示します。学習者は「について」と混同しやすいですが、意味はほとんど同じで、フォーマル度の違いと理解すれば教えやすいです。
他の選択肢が違う理由
- にくらべて(に比べて)- 比較を表す助詞。例:去年に比べて売上が増えました。前年と比べ、売上が増えた。
- につれて - 変化や同時進行を表す。例:時間が経つにつれて気温が下がった。時間経過とともに気温が下がった。
- によって - 原因や手段を示す。場所によって天気が違う。場所ごとに天気が異なる。
例文
- 会社の規則に関して質問があります。 (かいしゃのきそくにかんしてしつもんがあります。) – 会社のルールについて質問がある。
かいしゃのきそく にかんして しつもんが あります。
I have a question about the company rules. - この書類に関して、もう一度確認してください。 (このしょるいにかんして、もういちどかくにんしてください。) – この書類について再確認してください。
この しょるい にかんして、もう いちど かくにんして ください。
Please check this document again. - 環境問題に関して話し合いましょう。 (かんきょうもんだいにかんしてはなしあいましょう。) – 環境問題について話しましょう。
かんきょう もんだい にかんして はなしあいましょう。
Let’s discuss the environmental issues. - 安全に関しては、十分注意してください。 (あんぜんにかんしては、じゅうぶんちゅういしてください。) – 安全面については注意してください。
あんぜん にかんしては、 じゅうぶん ちゅういして ください。
Please be very careful regarding safety.
会話例
A: その件に関して、説明してもいいですか? — そのけん にかんして、せつめいしてもいいですか? — この問題について説明してもいいでしょうか?
B: はい、お願いします。 — はい、おねがいします。 — はい、どうぞ。
A: この新しいルールは安全に関してのものです。 — このあたらしいルールは あんぜん にかんしてのものです。 — この新しい規則は安全についてのものです。
B: わかりました。ありがとうございます。 — わかりました。ありがとうございます。 — わかりました。感謝します。
使う場面
- ビジネス上の会議やプレゼンテーションで、あるテーマについて話すとき
- 公的な書類やメールで特定の問題やトピックについて述べる場合
- 上司や同僚に説明・報告するときに使う丁寧な表現として
- ニュースや報告書、掲示板の案内文などで話題や問題点を示す