
「もらう」は「もらい」の形で使われ、誰かから物や行為を受け取ることを表します。技能実習生や特定技能の学習者には「あげる」「くれる」「やる」との違いが非常にわかりにくく、よく混同されるポイントです。この記事では、その理由や指導方法を説明します。
問題
わたしは せんせいに ほんを _ ました。
問題:わたしは せんせいに ほんを _ ました。どの言葉が正しいか?職場での会話や日常生活で「もらう」を正しく理解することは不可欠です。
- くれ
- あげ
- やり
- もらい
正解
正解は「4. もらい」です。「もらう」(漢字:貰う)は他者から何かをもらう、受け取る意味の動詞で、話者が受け取り手の場合に使います。例文では「先生から本をもらいました」となります。
なぜこの答え?
「もらう」は「受け取る」側の動詞で、話者が何かを受け取ったことを表します。これに対し「あげる」は話者が与える側、「くれる」は第三者が話者に与える動作、また「やる」は目下の者や動物に与える時に使います。ベトナム人、インドネシア人学習者は、特に「くれ」と「もらう」の区別や敬語的な使い分けで間違えやすく、教える際にはそれぞれの視点を明確にすることが効果的です。
他の選択肢が違う理由
- くれ(くれ)=話者に与える。例:かれは わたしに りんごを くれた。彼は私にリンゴをくれた。
- あげ(あげ)=話者が与える。例:わたしは ともだちに プレゼントを あげました。私は友達にプレゼントをあげました。
- やり(やり)=目下や動物に与える。例:こどもに おかしを やる。子供にお菓子をやる。
例文
- わたしは かぞくに てがみを もらいました。
(わたしは かぞくに てがみを もらいました。)
私は家族に手紙をもらいました。 - ともだちに プレゼントを あげました。
(ともだちに プレゼントを あげました。)
友達にプレゼントをあげました。 - せんせいが わたしに アドバイスを くれました。
(せんせいが わたしに アドバイスを くれました。)
先生が私にアドバイスをくれました。 - いぬに えさを やります。
(いぬに えさを やります。)
犬に餌をやります。
会話例
A: せんせいに ほんを もらいましたか?
(せんせいに ほんを もらいましたか?)
B: はい、もらいました。とても うれしいです。
(はい、もらいました。とても うれしいです。)
A: いいですね。だれに あげましたか?
(いいですね。だれに あげましたか?)
B: いいえ、まだ あげていません。
(いいえ、まだ あげていません。)
使う場面
- 職場で上司や同僚から書類や指示を「もらう」時。
- 日常会話で家族や友人から物や助けを受けた話をするとき。
- 敬語を使った場面で、謙譲語や丁寧語と組み合わせて使うことが多い。
- 日本語能力試験N4レベルの基本表現として必須。