
日本語学習を始めた実習生や技能実習生にとって、「危ない」という言葉は身近で大切な単語です。この単語は危険や注意を呼びかける場面で多く使われますが、読み方や使い方で混乱することもあります。この記事では、よくある誤解を解消しながら、効率的に教えられるポイントを解説します。
問題
「危ない」の 読み方は?
「危ない」の正しい読み方は何でしょうか?初級レベル学習者が容易に混同しがちな候補の中から正答を選べるようにしましょう。
- ひま
- きれい
- あぶない
- しずか
正解
正解は「3. あぶない (abunai)」です。「危ない」は危険やリスクを意味する形容詞で、日常生活や職場でよく使われます。漢字は「危」です。
なぜこの答え?
「危ない」は「危」という漢字から成り、意味は『危険がある』『安全でない』というニュアンスを持ちます。ベトナム語やインドネシア語では『nguy hiểm』や『berbahaya』に相当し、学習者が意味を理解しやすい単語の一つです。しかし、読み方が他の形容詞「ひま」「きれい」「しずか」と違うので、ひらがな表記や読み方を混同せずに教えることが大切です。職場での安全指導や注意喚起の場面に出てくるので、実際に遭遇する例文を用いると効果的です。
他の選択肢が違う理由
- ひま(暇)- 暇は「暇(ひま)」で、「時間に余裕がある」という意味です。例文:「今日は暇です。」(きょうはひまです。)今日は時間がある、という意味。
- きれい- 「きれい」は「綺麗」と書き、「美しい」「清潔」という意味です。例文:「部屋がきれいです。」(へやがきれいです。)部屋が清潔である。
- しずか(静か)- 「静か」は「しずか」と読み、「音がない・静穏」という意味です。例文:「この場所は静かです。」(このばしょはしずかです。)音が静かである。
例文
- 工場の中は危ないですから注意してください。(こうじょうのなかはあぶないですからちゅういしてください。) 工場の中は安全管理上危険な場所があるので気をつけましょう。
- ここで走るのは危ないです。(ここではしるのはあぶないです。) 狭い場所や機械周りでは走ると危険です。
- あの機械は使い方を間違えると危ないです。(あのきかいはつかいかたをまちがえるとあぶないです。) 機械の誤操作は事故の元。
- 天気が悪いので外に出るのは危ないかもしれません。(てんきがわるいのでそとにでるのはあぶないかもしれません。) 台風や大雨などの悪天候時は外出に注意が必要です。
会話例
A: この工場は危ないですか? — この工場は危険ですか? B: はい、重い機械があるので危ないです。 — ええ、重機があるので注意が必要です。 A: じゃあ、気をつけます。 — 了解しました。気をつけます。 B: そうです。安全第一です。 — 安全が一番大事ですから。
使う場面
- 安全指導の掲示物や注意看板に「危ない」と書かれている。
- 機械の取り扱い説明書や安全マニュアルでよく使われる。
- 作業現場で同僚や監督者が危険を知らせる際に使う。
- ニュースや天気予報で自然災害の危険性を伝える言葉として用いられる。