「ぎみ」の意味と使い方|JLPT N3語彙解説

「ぎみ」の意味と使い方|JLPT N3語彙解説

「ぎみ」は「~の傾向がある」「やや~している」という意味を持つ日本語の表現で、実習生の方がよく悩むポイントの一つです。仕事で体調や気分を伝えるのに便利な言葉ですが、似た表現と混同しやすいため、詳しく解説します。意味を理解し正しく使えると、職場や日常会話で自然に話せるようになります。

問題

きょうは ちょっと つかれ _ です。

問題文「きょうは ちょっと つかれ _ です。」の空欄に入る正しい語句は何でしょうか?体の状態や気分をやわらかく伝えるための選択肢です。

正しい言葉を選ぶことは、実習生が自然な日本語で自己のコンディションを伝えるのに重要です。

  1. ぎみ
  2. がち
  3. だらけ
  4. っぽい

正解

正解は「ぎみ」です。
「つかれぎみ」とは「やや疲れている」「少し疲労を感じている」状態を表します。

なぜこの答え?

「ぎみ」は名詞や動詞の連用形に付いて、「~の傾向がある、やや~している」という意味を持ちます。例:風邪ぎみ、疲れぎみ、寝不足ぎみなど。

漢字では「疑味」と書くこともありますが、主にひらがなで使われます。ニュアンスとしては完全ではないがそのような状態が近い、ややそうであることを表します。

似た表現に「がち」「だらけ」「っぽい」がありますが、それらと区別して使う必要があります。例えば、「がち」は「~しやすい」「頻繁に~する」という意味で、ややネガティブな傾向を示します。「だらけ」は「不純なものが多く存在する」という意味です。「っぽい」は「~のような性質がある」と外見や印象を表す言葉です。

他の選択肢が違う理由

  • がち:読み「がち」、意味は「~しがち」「~しやすい」。例文:「この道は事故がちだ。」(このみちはじこがちだ。)この道は事故が起きやすい。正しい文にはならない。
  • だらけ:読み「だらけ」、意味は「~でいっぱい、不純物が多い」。例文:「彼の服は泥だらけだ。」(かれのふくはどろだらけだ。)彼の服は泥でいっぱいだ。疲れの状態には使わない。
  • っぽい:読み「っぽい」、意味は「~のような傾向・特徴がある」。例文:「子供っぽい態度をやめなさい。」(こどもっぽいたいどをやめなさい。)子供のような態度をやめなさい。疲れを表す文には適しません。

例文

  1. 最近、疲れぎみでよく眠れません。
    さいきん、つかれぎみでよくねむれません。
    最近、少し疲れていてよく寝られません。
  2. 風邪ぎみなので会社を休みます。
    かぜぎみなのでかいしゃをやすみます。
    風邪っぽいので会社を休みます。
  3. 寝不足ぎみで、仕事に集中できない。
    ねぶそくぎみで、しごとにしゅうちゅうできない。
    寝不足の傾向があり、仕事に集中できません。
  4. 食欲がないので、疲れぎみかもしれません。
    しょくよくがないので、つかれぎみかもしれません。
    食欲がないので、少し疲れているかもしれません。

会話例

A: 今日は元気ですか? — きょうはげんきですか? — Hôm nay bạn khỏe không?

B: 今日はちょっと疲れぎみです。仕事が忙しくて。 — きょうはちょっとつかれぎみです。しごとがいそがしくて。 — Hôm nay tôi hơi mệt. Công việc bận.

A: 無理しないでくださいね。 — むりしないでくださいね。 — Đừng làm quá sức nhé.

B: はい、ありがとうございます。気をつけます。 — はい、ありがとうございます。きをつけます。 — Vâng, cảm ơn bạn. Tôi sẽ chú ý.

使う場面

  • 体調をやわらかく表現するとき(疲れぎみ、風邪ぎみ)。
  • 体調変化の初期症状や軽度の不調を伝えるとき。
  • 仕事や作業時の体調報告に使い、相手に無理しないよう伝える。
  • 天気や気分の状態にも使い、傾向を表す表現として日常会話で頻繁に登場。
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