
「ひる_よる_、はたらきつづけた。」という問題で正解は「といわず」です。ベトナム人やインドネシア人学習者はこの表現を混同しやすく、類似表現との使い分けに戸惑うことがあります。この解説では、「といわず」の意味、用法、間違えやすい選択肢のポイントや教え方をまとめました。
問題
ひる _ よる _、はたらきつづけた。
「ひる_よる_、はたらきつづけた。」の空欄に入る適切な接続助詞は何か?リアルな労働現場の文脈でも頻出で、昼夜問わず働く様子を表す重要表現です。
- やら
- といい
- といわず
- なり
正解
といわず(言わず)、「~といわず~といわず」で「…だけでなく~も」の意味。昼だけでなく夜も、という対比の両面を否定的に言わず包括的に述べる形です。
なぜこの答え?
「といわず」は「言う」の未然形に助詞「ず」が付いた形で、否定を表すとともに「~といわず~といわず」という形で『どちらも例外なく』を意味します。昼夜・男女・季節など対になる名詞を広く包括し、例外のない状態や行動を強調します。誤用は似た意味を持つ「やら」や「なり」との混同が多く、文脈理解が重要です。
他の選択肢が違う理由
- やら:羅列や不特定の例を挙げるが、包括的・対比的な意味はない。例:りんごやらみかんやら購入した。
- といい:「~といい~といい」で感想の並列に用いられるが、否定的包含のニュアンスはない。例:天気といい気温といい良い日。
- なり:動作の直後を示す。「仕事が終わるなり帰る」など時間的な順序を表すため、対比のない場合に使用。
例文
- 彼は昼といわず夜といわず働いている。 (かれはひるといわずよるといわずはたらいている。) 彼は昼も夜も休まず働いている。
- 夏といわず冬といわず、ここはいつも寒い。 (なつといわずふゆといわず、ここはいつもさむい。) 夏でも冬でも、ここはいつも寒い。
- 男女といわず子供といわず、全員参加した。 (だんじょといわずこどもといわず、ぜんいんさんかした。) 男子も女子も子供も関係なく全員が参加した。
- 忙しいといわず暇だといわず、彼はよく旅行に行く。 (いそがしいといわずひまだといわず、かれはよくりょこうにいく。) 忙しくても暇でも、彼はよく旅行に行く。
会話例
A: 仕事、ずっと忙しい? — Shigoto, zutto isogashii?
仕事、ずっと忙しい?
B: いや、昼といわず夜といわず、はたらきつづけたよ。 — Iya, hiru to iwazu yoru to iwazu, hatarakitsuzuketa yo.
昼といわず夜といわず、働き続けたよ。
A: 大変だね。でも、頑張ってね。 — Taihen da ne. Demo, ganbatte ne.
大変だね。でも、頑張ってね。
B: ありがとう。恩返しできるようにがんばるよ。 — Arigatou. Ongaeshi dekiru you ni ganbaru yo.
ありがとう。恩返しできるように頑張るよ。
使う場面
- 工場や建設現場で、昼も夜も絶え間なく働くことを表現するとき。
- 天気予報で「夏といわず冬といわず寒い日が続く」など季節を問わない表現。
- 説明や報告で、男女や年齢など対象を限定しないことを強調する。
- 面接や自己紹介で、苦労や努力を伝えるために使う。