動詞『得る(える)』の使い方と注意点 – JLPT N2対象

動詞『得る(える)』の使い方と注意点 - JLPT N2対象

JLPT N2レベルの文法である『得る(える)』は、ベトナム人やインドネシア人の学習者にとって混乱を招きやすい文法事項の一つです。特に動詞の連用形につけて『~し得る』という形は『~する可能性がある』という意味を表します。この使い方を理解し、間違えやすい類似の表現と区別することが大切です。

問題

だれにでも おこり _ ことだ。

問題:だれにでも おこり _ ことだ。正しくは『得る(える)』を入れて、『起こり得る』=『起こる可能性がある』という意味で使います。これは実用的な表現で、職場やニュースなどでよく出てくるため、理解が必要です。

  1. かねる
  2. える
  3. がたい
  4. ぬく

正解

正解は『える』。読みは『える』、漢字は『得る』。意味は「~する可能性がある」「ありうる」ということです。

なぜこの答え?

『得る』は動詞の可能形や能力・可能性を示す表現です。『起こる』に接続して『起こり得る』は「起こる可能性がある」、つまり『~するかもしれない』『ありうる』と訳せます。漢字の『得』は『得る(える)=手に入れる、可能である』の意味を持ちます。ベトナム人・インドネシア人学習者が間違えやすいのは、『かねる(兼ねる)』『がたい(難い)』『ぬく(抜く)』などです。『かねる』は二つの動作を同時にできないや否定的な意味で、『がたい』は心理的・物理的に難しいことを表し、『ぬく』は「最後までやり続ける」という意味なので意味・用法が異なります。

他の選択肢が違う理由

  • かねる(兼ねる):同時にできない、または否定的な表現
    例:この仕事は私にはできかねます。(このしごとはわたしにはできかねます。) この仕事は私にはできません。
  • がたい(難い):精神的・物理的に困難なことを表す
    例:信じがたい話だ。(しんじがたいはなしだ。) 信じることが難しい話です。
  • ぬく(抜く):最後までやり通す
    例:困難を乗り越え、やり抜いた。(こんなんをのりこえ、やりぬいた。) 困難を乗り越えて最後までやり遂げた。

例文

  1. 事故は誰にでも起こり得ることだ。(じこはだれにでもおこりえることだ。) Tai nạn có thể xảy ra với bất kỳ ai.
  2. この問題は簡単には解決し得ない。(このもんだいはかんたんにはかいけつしえない。) Vấn đề này không dễ để giải quyết.
  3. 彼は信頼し得る人物だ。(かれはしんらいしえるじんぶつだ。) Anh ấy là người có thể tin cậy được.
  4. この薬には副作用が起こり得る。(このくすりにはふくさようがおこりうる。) Thuốc này có thể gây ra tác dụng phụ.

会話例

A: 明日の天気はどうですか? — Besok cuacanya bagaimana?
B: 雨が降り得ますから傘を持って行ってください。 — Karena hujan mungkin turun, mohon bawa payung.
A: わかりました。傘を忘れないようにします。 — Baik, saya akan ingat membawa payung.
B: そうですね。天気は変わりやすいから注意しましょう。 — Betul, cuaca mudah berubah, hati-hati ya.

使う場面

  • 仕事のリスク管理や報告書で、起こる可能性を表す時に使われる。
  • ニュース記事や天気予報で、未来の可能性を示す際によく使われる。
  • 上司や同僚との会話で、予測や注意を促す時に役立つ表現。
  • JLPT N2の文法として、正確な理解が求められる。
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