
「影響」はJLPT N3で学習する重要語彙の一つです。ベトナム人・インドネシア人実習生は読み方(えいきょう)を間違えやすい他、似た意味の語と混同することも多いです。今回は「影響」の使い方や誤りやすい選択肢を元に、効率的な教え方と学習上の注意点を解説します。
問題
「影響」の 読み方は?
「影響」の正しい読み方は?学習者は混乱しやすいため指導時に確認したいポイントです。
- ほうほう
- えいきょう
- けっか
- もくてき
正解
2. えいきょう(影響)—影響、影響を及ぼすという意味。
なぜこの答え?
漢字「影」は「かげ(影)」を表し、「響」は「ひびく(響く)」の意味から成ります。組み合わせて「えいきょう」と読み、『ある物事が他に及ぼす効果』や『影響』を指します。実習生が間違えるのは「方法(ほうほう)」「結果(けっか)」「目的(もくてき)」などの選択肢に惑わされるためです。特に「結果」と混同しやすいですが、「結果」はoutcomeやresultを指す語であり、「影響」はcause-effectの関係を示します。指導では具体例や職場での使われ方を示し理解を深めると良いでしょう。
他の選択肢が違う理由
- ほうほう(方法)—方法・やり方を意味し、例:新しい方法を試しましょう。=Let’s try a new method.
- けっか(結果)—結果・outcomeの意味。例:試験の結果は良かったです。=The exam result was good.
- もくてき(目的)—目的・goalやaim。例:目的を明確にしてください。=Please clarify your goal.
例文
- 暑さが仕事の効率に影響します。(あつさがしごとのこうりつにえいきょうします。)-暑さは仕事の効率に悪い影響を与えます。暑さは暑さはしばしば屋外作業に影響を与えるため、職場でよく使われます。
- 風邪は健康に悪影響があります。(かぜはけんこうにあくえいきょうがあります。)-風邪をひくと体調に影響が出ます。実習生も体調管理でよく使う表現です。
- 遅刻は会社の評判に影響を与えます。(ちこくはかいしゃのひょうばんにえいきょうをあたえます。)-遅刻が会社の評価に影響します。マナー指導の場面で使いやすい表現です。
- 新しい機械の導入が作業スピードに影響しました。(あたらしいきかいのどうにゅうがさぎょうスピードにえいきょうしました。)-設備変更が仕事に影響する場面。実習生の職場で見聞きする事例です。
会話例
A: 昨日の雨は仕事に影響しましたか? — Did the rain yesterday affect your work?
B: はい、外での作業ができなかったので、少し影響がありました。 — Yes, we couldn’t work outside so it had some impact.
A: そうですか。天気の影響はよくありますね。 — I see. Weather often affects work.
B: はい、毎日天気をチェックしています。 — Yes, I check the weather everyday.
A: そうすると、準備ができますね。 — That way you can prepare.
B: そうですね。それが仕事で大切です。 — Exactly. That’s important for work.
使う場面
- 職場の会話で、天候やシステムトラブルが仕事に与える影響を話す時。
- メールや報告書で、業務変更や遅れの理由として「影響」を使う場合。
- ニュースや天気予報を通じて、自然災害などの社会的影響を理解させる指導時。
- 実際の作業改善や体調管理の話題で、原因と結果を関連付ける際のキーワードとして。