「はず」の使い方と誤解されやすいポイント|JLPT N3日本語文法

「はず」の使い方と誤解されやすいポイント|JLPT N3日本語文法

日本語学習者が「はず」を使う際に混乱しやすいポイントがあります。特にベトナム語やインドネシア語話者は「つもり」「わけ」との違いを理解しづらい傾向があります。正しい使い方を職場や日常会話で使えるように練習しましょう。

問題

かれは いしゃだから、くわしい _ だ。

問題:文「かれは いしゃだから、くわしい _ だ。」に入る適切な言葉は何か。なぜこの選択が大切かを学ぶことが日本語の推量表現習得に役立ちます。

  1. はず
  2. つもり
  3. わけ
  4. ところ

正解

はず(hazū)は「~のはずだ」で「当然そうであると推測する」意味を持ちます。漢字は「筈」または「端」ですが、ほとんどの場合平仮名で表記されます。

なぜこの答え?

「はず」は根拠や理由に基づいて『そうであるに違いない』という推量を表します。主観的な意志を示す「つもり」とは異なり、客観的な判断や状況証拠に基づきます。たとえば「かれは医者だから、詳しいはずだ」は、医者であることが理由で知識があると推測する文です。また、他の選択肢と異なり「はず」は現在の推量に使用されます。

他の選択肢が違う理由

  • つもり(tsumori):自分の意志や計画を表す。「毎日勉強するつもりだ」 → 今後の行動予定。
  • わけ(wake):理由や原因の説明に使われる。「忙しいわけだ」 → 事実の説明。
  • ところ(tokoro):場所や時間の位置。「今、食べているところだ」 → 行為の最中や場所。

例文

  1. かれは医者だから、病気についてくわしいはずだ。(かれはいしゃだから、びょうきについてくわしいはずだ。) 医者なので病気に詳しいはずだ。
  2. 明日は雨が降るはずです。天気予報で言っていました。(あしたはあめがふるはずです。てんきよほうでいっていました。) 明日は雨が降ると予想される。
  3. 彼女は日本で働いているから、日本語が上手なはずだ。(かのじょはにほんではたらいているから、にほんごがじょうずなはずだ。) 日本で働いているので日本語が上手なはずだ。
  4. この機械は新しいから、故障するはずがない。(このきかいはあたらしいから、こしょうするはずがない。) 新しいので故障することは考えにくい。

会話例

A: かれは医者ですね? (かれはいしゃですね?彼は医者ですよね?)
B: はい、そうです。 (はい、そうです。はい、そうです。)
A: だから、病気にくわしいはずですね。 (だから、びょうきにくわしいはずですね。だから、病気に詳しいはずですよね?)
B: ええ、何でも答えられますよ。 (ええ、なんでもこたえられますよ。ええ、なんでも答えられます。)

使う場面

  • 職場で同僚や専門家の知識・技術の推測に使う。
  • 日常会話や天気予報での予測表現。
  • 確信度は強いが100%ではない判断を示す。
  • 誤用を防ぐために「つもり」や「わけ」との違いを明確に理解させる。
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