
「ほしがって」は、日本語学習者にとってよく間違えやすい表現の1つです。特にベトナム人やインドネシア人実習生がよく混乱するのが、「ほしい」と「ほしがって」の使い分けです。職場や日常生活で自然な日本語を使うために、正しい用法をしっかり理解しましょう。
この解説は、オンライン日本語レッスンのQPIDがまとめています。ベトナム語・インドネシア語で日本語を教える先生や、外国人スタッフの日本語研修にも使えます。
問題
こどもが おかしを _ います。
問題:「こどもが おかしを _ います。」この文に入る適切な語は何でしょうか?他人の欲求を表現する正しい日本語を使うことは、仕事や日常会話で重要です。
- ほしい
- ほしいと
- ほしがって
- ほしくて
正解
正解:ほしがって(hoshigatte) 意味:『ほしがる』の連用形で、他人の欲求や感情を表します。漢字は通常使われません。
なぜこの答え?
「ほしがって」は動詞「ほしがる」のて形です。「ほしい」は自分の欲しい気持ちのみを表現する形容詞ですが、「ほしがる」は他人の欲求を説明するときに使います。例えば、「こどもが おかしを ほしがって います」は『子どもが甘い物を欲しがっている状態』つまり、『子どもが甘いものを欲しいと思っている様子』を描写しています。実習生によくある誤りは、「こどもが おかしを ほしいです」と人称が合わず不自然になることです。指導時には、『自分→ほしい、他人→ほしがる』のルールを繰り返し説明すると効果的です。
他の選択肢が違う理由
- ほしい(hoshii)- 「自分」の欲しい気持ちを表す形容詞。例:私は新しい車がほしいです。
(わたしは あたらしい くるまが ほしいです。)私は新しい車を欲しいです。 - ほしいと(hoshii to)- 不完全な形。他動詞や述語がないため文として成立しません。例:私は映画に行きたいと昨日言いました。
(わたしは えいがに いきたいと きのう いいました。)私は映画に行きたいと言いました。 - ほしくて(hoshikute)- 形容詞「ほしい」のて形で、理由や目的の接続に使われる。例:新しい服がほしくてバイトをしています。
(あたらしい ふくが ほしくて バイトを しています。)新しい服が欲しいのでバイトをしています。
例文
- 子どもがゲームをほしがっています。
(こどもが ゲームを ほしがっています。)
子どもがゲームを欲しがっている。 - 同僚が休みをほしがっている。
(どうりょうが やすみを ほしがっている。)
同僚が休みを欲しがっている。 - 彼女は夏休みをほしがっている。
(かのじょは なつやすみを ほしがっている。)
彼女は夏休みを欲しがっている。 - 子どもたちはお菓子をもっとほしがっていた。
(こどもたちは おかしを もっと ほしがっていた。)
子どもたちはもっとお菓子を欲しがっていた。
会話例
A: 子どもが何をほしがっていますか?
(こどもが なにを ほしがっていますか?)
子どもは何を欲しがっていますか?B: お菓子をほしがっています。
(おかしを ほしがっています。)
お菓子を欲しがっています。A: そうですか。買ってあげましょう。
(そうですか。かってあげましょう。)
そうですか。買ってあげましょう。B: はい、喜びますね。
(はい、よろこびますね。)
はい、喜びますね。
使う場面
- 他人の欲求・感情を伝えるときに使う。
- 職場で仲間や上司の望みを報告するとき。
- 日常会話で家族や友人の気持ちを表現する場合。
- 子どもや動物など、自分以外の欲しい気持ちを表す際。
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