つもりの使い方と誤用のポイント(JLPT N4)

つもりの使い方と誤用のポイント(JLPT N4)

技能実習生や特定技能の方々が日本語学習でつまづきやすい文法の一つに「つもり」があります。特に意志や計画を表す表現として重要ですが、「はず」や「そう」など類似表現との区別が難しいことも。ここではベトナム人・インドネシア人学習者の誤用例と指導ポイントを紹介します。

問題

なつやすみに くにへ かえる _ です。

問題:なつやすみに くにへ かえる _ です。適切な言葉は何か。この文は「夏休みに国に帰る予定があります」と伝えたい場合に使います。

  1. はず
  2. つもり
  3. そう
  4. よう

正解

正解は「つもり」です。読みは「つもり」、意味は『~する予定・意図がある』です。漢字では「積もり」と書くこともありますが、ほとんど平仮名で書かれます。

なぜこの答え?

「つもり」は話者自身の意思や計画を表す表現で、未来の行動に対する強い意図を示します。今回の例文では『なつやすみに国へ帰るつもりです』で『夏休みに帰国する予定がある』という意味になります。

学習者は「はず(~のはずだ=当然そうなるだろう)」や「そう(~ようです、見た感じなど)」、「よう(~のようだ=たとえば)」と混同しやすいため、違いを明確に教えることが大切です。

実務では、予定や意志をはっきり伝えたい時に「つもり」が活躍します。職場や日常会話で頻繁に使われるため、正しく使えることが望ましいです。

他の選択肢が違う理由

  • はず(読み:はず):「~のはずだ」=『当然そうだと思う』。例文:明日は雨が降るはずです。(あしたはあめがふるはずです。)明日は雨の予報なので、その通りになるはずだ、という意味。
  • そう(読み:そう):「~そうだ」=見た目や聞いた感じの推測。例文:このケーキはおいしそうです。(このケーキはおいしそうです。)見た目がおいしそうだ、という表現。
  • よう(読み:よう):「~ようだ」=比喩や推量。例文:子どもは泣くように見えた。(こどもはなくようにみえた。)泣いているかのように見えるという意味。

例文

  1. 夏休みに国へ帰るつもりです。(なつやすみにくにへかえるつもりです。)夏休みに帰国する計画がある。
  2. 来年、日本で働くつもりです。(らいねん、にほんではたらくつもりです。)来年に日本で仕事を続ける意思がある。
  3. 週末は家で休むつもりです。(しゅうまつはいえでやすむつもりです。)週末は家でゆっくりする予定。
  4. 試験に合格するつもりで勉強しています。(しけんにごうかくするつもりでべんきょうしています。)合格を目標にして勉強中。

会話例

A:夏休みはどうする? — 夏休みはどうする?
B:国へ帰るつもりです。 — 国へ帰るつもりです。
A:いいですね。いつか日本にまた来るつもりですか? — いいですね。いつか日本にまた来るつもりですか?
B:はい、働き続けるつもりです。 — はい、働き続けるつもりです。

使う場面

  • 労働者が自分の休日の予定や長期の帰省計画を話すときに使う。
  • 職場で上司や同僚に今後の勤務計画や転職の意図を伝える際に役立つ。
  • 日本の生活で、次の休暇の行動予定を話すときに利用される。
  • 学習者が自己紹介や日常会話で自分の意思や計画を明確にする表現として基本。
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