
技能実習生や特定技能の学習者が「すえに」という表現に苦戦することがあります。特に「長い時間話し合った_、結論が出た」という文脈での使い方は重要です。ここでは「すえに」の意味・用法に加えて、よく混同される表現との違いや、教え方のポイントを説明します。
この解説は、オンライン日本語レッスンのQPIDがまとめています。ベトナム語・インドネシア語で日本語を教える先生や、外国人スタッフの日本語研修にも使えます。
問題
ながい じかん はなしあった _、けつろんが でた。
問題:「ながいじかん はなしあった _、けつろんが でた。」この文を完成させる適切な表現は何ですか?長時間の話し合いの結果を表すために重要な表現です。
- とたんに
- ところに
- ばかりに
- すえに
正解
正解は4の「すえに」(末に)です。意味は「長い時間や過程を経た後に、最終的に」となります。漢字は「末」です。
なぜこの答え?
「すえに」は何かの過程や時間を経て、最終的に結果や結論が出ることを示す副詞的表現です。漢字の「末」は「終わり」や「先端」を意味し、言葉のイメージと一致しています。学習者は「とたんに」(すぐに起こる瞬間)や「ばかりに」(悪い結果を招く理由)と混同しがちですが、「すえに」は長い時間の後の結果を自然に表します。特に職場での会議のまとめや報告書などで使うことが多いので、習得は実務にも役立ちます。
他の選択肢が違う理由
- とたんに(totan ni)- ちょうど~したときにすぐに起こる。例:ドアを開けたとたんに、犬が飛び出した。―ドアをあけたとたんに、いぬがとびだした。開けた途端に犬が飛び出した。
- ところに(tokoro ni)- ~の場所や直前・最中の時間。例:家に帰ったところに、友達が来た。―いえにかえったところに、ともだちがきた。家に着いたところに友達が来た。
- ばかりに(bakari ni)- ~のせいで悪い結果になったことを表す。例:遅刻したばかりに、試験を受けられなかった。―ちこくしたばかりに、しけんをうけられなかった。遅刻したために試験を受けられなかった。
例文
- 長い時間話し合った末に、結論が出た。 (ながいじかんはなしあったすえに、けつろんがでた。) 長時間の議論の結果、結論が出た。
- たくさん練習した末に、試験に合格した。 (たくさんれんしゅうしたすえに、しけんにごうかくした。) 十分に練習した結果、試験に合格した。
- 考えた末に、新しい計画を作った。 (かんがえたすえに、あたらしいけいかくをつくった。) 熟考の末、新たな計画を立てた。
- 長い交渉の末に、契約が成立した。 (ながいこうしょうのすえに、けいやくがせいりつした。) 長時間の交渉を経て、契約が成立した。
会話例
A: 会議はどうなった? — 会議の結果はどうでしたか? B: 長い話し合いの末に、結論が出たよ。 — 長い議論の後で、結論が出ました。 A: どんな結論? — どんな結論でしたか? B: プロジェクトを続けることに決まったよ。 — プロジェクトを継続することに決定しました。 A: よかったね。みんなの意見がまとまったんだ。 — 良かったですね。皆の意見が一致しました。
使う場面
- 職場の会議や話し合いの結果を表現するとき。
- 報告書やメールで、結論や決定を伝える場面。
- 日常会話で、長い努力や過程の後に起こったことを説明するとき。
- 文章で原因から結末までの流れを示す際に使われやすい。
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